三菱地所グループの
Sustainable Development Goals 2030
Sustainable Development Goals 2030
三菱地所グループのマテリアリティ
三菱地所グループでは、サステナビリティを経営に統合し、グループ全体でより一層推進していくため、2018年度に全社横断でワーキングを実施しました。ワーキングにおいては、SDGsの観点で当社グループが注力して取り組むべきテーマを、7つのマテリアリティ(サステナビリティ経営上の重要課題)として新たに特定し、併せてマテリアリティごとの機会とリスクを整理しました。このマテリアリティを踏まえた「三菱地所グループのSustainable Development Goals 2030」を策定し、長期経営計画の中で、重要テーマの達成に取り組んでいます。
マテリアリティ特定のプロセス
STEP01
事業部門ごとに“強み・特徴”を整理
- 事業ごとのプロセス整理
- 自社の強み/特徴(価値創造における源泉)の明確化
STEP02
事業活動に関わる55の事業環境変化を抽出
- SDGsなど社会課題・動向の洗い出し
- 事業プロセスとSDGsなど社会課題・動向の関係性整理
- 事業プロセスの関係性に加え中期経営計画(2018/3期~2020/3期)の観点及び事務局の観点で、社会環境・動向を精査
STEP03
部門業務・中期経営計画(2018/3期~2020/3期)・
外部評価の3つの観点から重視すべき社会課題・動向を24項目抽出
- 社会課題・動向ごとに、事業における機会・リスクの洗い出し
- 機会・リスクの観点からマテリアリティ案をグルーピング化
- ワーキング事務局にて精査
24の社会課題・動向
- 気候変動の深刻化
- 既存資源の枯渇とそれに伴う社会全体としてのエネルギー構成変化
- 自然災害(地震災害含む)の増加
- IoTのさらなる進化と浸透の拡大
(バーチャル化・情報拡散の加速含む) - e-コマース・オムニチャネルや決済手段の多様化
- アジアを中心とした新興国の経済成長
- 心身の健康・医療・ウェルネスへの関心の高まり
- 高齢化の加速と高齢者の社会的位置付けの変化
- 女性の社会進出の進展・社会のダイバーシティ化
- ソーシャルインテグレーション・ユニバーサルデザインへのニーズの高まり
- 既存公共インフラ・住宅の老朽化・ストック(空き家含む)の増加
- ライフスタイル及び働き方の多様化
- 自然環境・自然資源の劣化
- テロ・犯罪等(感染症発生リスク含む)による社会不安の増大
- 関連原価の上昇リスク
- 人工知能技術の革新(自動運転技術の普及含む)
- グローバル化の進展
(インバウンド・アウトバウンドの増加/移民拡大含む) - 世界全体での人口増加と食糧不足化
- 総人口及び労働人口の減少
- サプライチェーン上におけるリスクの顕在化
(人権課題の深刻化含む) - 国内における外国人労働者の増加
- 地域コミュニティの見直しと再生化(地方の過疎化と大都市圏の人口増加含む)
- 公共施設の民営化等民間活力の導入推進
- シェアリングエコノミー等消費形態の多様化
STEP04
社内外で認識を共有していくためにステークホルダーとの対話を実施
- マテリアリティ案の作成とステークホルダーへのヒアリング
- マネジメント層への上申
- マテリアリティ案について、第三者意見として3名の外部有識者にヒアリングを実施
- 肩書は2018年12月時点
- 立教大学 経営学部 教授・博士(経済学)
高岡 美佳 氏 - 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 環境戦略・アドバイザリー部
チーフ環境・社会(ES)ストラテジスト
吉高 まり 氏 - 慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科 教授・博士(政策・メディア)
蟹江 憲史 氏
(順不同)
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