三菱地所(株)は、2000年よりベンチャー⽀援組織を⽴ち上げ、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)を中⼼に、国内外の成⻑企業のビジネス⽀援施設の開発・運営を実施しています。ハード(集積・交流の場づくり)・ソフト(交流の促進)の両面からスタートアップ企業の成長を支援しています。
EGGは、2022年12月に改称、増床リニューアル・リブランディング(以下、リニューアル)を行い、再始動しました。2007年より日本・海外の成長企業の事業拠点として運営をしてきましたが、今回のリニューアルを通じて、今後一層国内外の成長企業の集積を図り、新しい技術やビジネスを推進する企業間の協業・共創機会に溢れるまちとしてエリアの付加価値向上を目指すとともに、日本の競争力向上に寄与してまいります。
共用スペース
FINOLAB(The Fintech Center of Tokyo, FINOLAB)は、東京・大手町エリアを拠点とするFinTech(フィンテック)のエコシステムの形成および新規ビジネス創出を目的とした会員制のコミュニティ&スペースです。三菱地所(株)は、2016年2月に日本初のFinTech拠点として、(株)電通、(株)電通国際情報サービスとの協業により開設し、現在、(株)FINOLABが運営しています。
FinTechを軸に異業種との共創を通じて、スタートアップ育成・成長のサポートや大手企業がイノベーションを進めていくためのソリューションや環境を提供し、ビジネスに関する事業創出の課題を解決します。また、社会課題を解決する事業を創出できる次世代型ビジネスエコシステム構築を目指します。
Terrace Lounge
大手町フィナンシャルシティ グランキューブにある、日本最大規模の国内外のスタートアップや成長企業向けビジネス支援施設。本施設ではイベント等でのビジネスマッチング、質の高いネットワークとの交流機会を提供し、利用企業のビジネス支援の発展に貢献します。国際社会とともに歩む東京・大手町で、世界から選ばれるビジネスセンターの実現を目指しています。
エントランス
「Inspired.Lab(インスパイア―ド・ラボ)」は、三菱地所とソフトウェア会社SAPの日本法人SAPジャパン(株)(以下、SAP)が協業し、2019年2月に大手町ビルに開設したコワーキングスペースです。テクノロジースタートアップや大手企業の新規事業開発チームが入居し、AI・IoT・ロボティクスといった先端分野での新規ビジネスの創出に取り組んでいます。
施設内には、交流を活性化するためのラウンジスペースや、アイデアを出し合うためのワークショップ用スペース、アイデアをプロトタイプ化するための工房等を整備。また、SAPのスタッフが常駐しており、イノベーション発掘と育成のためのプログラムを提供するなど、ハード・ソフト両面から新規ビジネス創出のサポートを行っています。さらに、施設、ビル、街を舞台にした実証・検証といったプロセスを重ねることで、スピーディーに事業化につなげていくことができます。施設運用開始から、開かれた環境のもと、いくつもの新規ビジネスが実現に向かっています。
イノベーションXRラボ
TIPは、より良い医療・より人々の健康が増進される社会の実現に向けて、2021年8月に東京・お茶の水に開設。アカデミア、多様な業種業界の企業・スタートアップ、行政によるコラボレーションを誘発し、医療・ヘルスケアイノベーションを実現につなげるイノベーションコミュニティです。
TIPは、東京医科歯科大学の研究・教育・医療現場に近接した環境下で、オープンイノベーションの実践に取り組む実証事業であり、東京医科歯科大学と三菱地所が2021年7月に締結した共同研究契約に基づき、共同で企画・運営しています。皆さまにTIPをご活用いただき、産学官が時間・空間・英知を共有することで一つの大学、一つの企業では思いつかないようなアイデアが生まれ、プロジェクトが加速し、そしてその先には、トータルヘルスケアイノベーションが創出されることを願っています。
TOKIWA BRIDGEは、TOKYO TORCH(東京駅前常盤橋プロジェクト)内エリアに、2022年1月に開設したスタートアップ向けサービスオフィス。入居いただける企業は、国内の創業間もないスタートアップおよび大企業から社外事業として独立したカーブアウト企業です。入居期間は2024年12月までの最長3年間で、企業が大きく羽ばたくための施設です。
成長を続けるスタートアップにとって、企業文化醸成や社員間交流の促進、新たな人財の獲得等で必要となるオフィスを、「曜日貸し」や「ホットデスク」などフレキシブルな新しい契約・利用形態で提供することで、事業成長の加速を支援します。
有楽町SAAI Wonder Working Communityは、新有楽町ビル10階を拠点に多様な価値観を持った「個」が集い、新しい感性と出逢い、思いつきをカタチにする会員制ワーキングコミュニティです。「人」「個」にフォーカスし、イントレプレナー(社内起業家)およびその候補の方をメインターゲットとしています。
企業に在籍しながらも何か新しいことに挑戦したい方、新規事業担当として自社内で事業を模索している方など、既存の枠にとらわれない「個」を育み、兼業・副業時代に個人が活躍できるコミュニティを目指しています。
YOXO BOX(よくぞボックス)は、2019年10月、横浜関内に創設したベンチャー企業成長支援拠点です。本拠点は、併設のビジネス支援付サービスオフィス「YOXO BOX OFFICE」12室の他、交流を促進するコワーキングスペースや最大100名収容可能なイベントスペースを備えています。
YOXO BOXは、本拠点が横浜に新しい交流を生み出すためのサンドボックス(砂場=実験場)となるという意味を込めて命名しました。大学教授・有名起業家などの多数のメンターや入居企業、大企業、横浜市などにより構成される、産官学連携の魅力的なビジネスネットワークや、スタートアップ相談窓口機能など、起業家支援・ビジネス創出を促進するプログラム等充実した事業⽀援体制を提供し、「イノベーション都市・横浜」の実現に向けた活動を推進します。
各施設については以下をご覧ください。