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Sustainability of the Mitsubishi Estate Group and Society: Four Key Theme 三菱地所グループと社会の持続可能性 4つの重要テーマ

関連する取り組み(地球環境)

関連する取り組み(地球環境)

 
地球環境

関連する取り組み

国内外の都市におけるストックの有効活用を推進する
リノベーション事業

三菱地所グループでは、環境負荷の低減や人口動態の変化を見据え、グループ各社のノウハウを相互に活用し、国内外において既存建物のリノベーションによる価値創出の取り組みを拡充しています。
国内では、“100年建築”を掲げて大規模改修を実施した「大手町ビル」に続き、「新東京ビル」においても、“人を惹きつけるビル”をコンセプトにリニューアルが進行中です。モダニズム建築様式を次世代に引き継ぎながら、階ごとのテーマ設定や環境配慮型素材の導入を通じて、来街者・ワーカーに開かれた魅力ある空間を創出します。
海外においては、ワシントンD.C.で進行中の既存建物を活かしたオフィス開発「600 5th」に加え、ロンドンでは、2025年に「1 Victoria Street」の大規模改修に着手。既存躯体の約半分となる地下躯体を再活用するとともに、周辺景観と調和した街に開かれた空間設計を通じて、都市の魅力と賑わいにも貢献します。
三菱地所グループは既存資産の活用によるリノベーション事業を持続可能なまちづくりの重要な手段と位置付け、今後も取り組みを進めていきます。

「1 Victoria Street」既存建物

「1 Victoria Street」既存建物

「1 Victoria Street」外観イメージ

「1 Victoria Street」外観イメージ

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木造木質化事業を強化
~持続可能な木材利用の推進~

三菱地所は2016年より国内の潤沢な資源である森林に着目し、当社が手掛ける建築物に木材を積極的に活用することで、木材が持つ高い炭素固定効果による気候変動への対応や、国内森林の適正な循環再生による土砂崩れ等災害防止機能の維持・向上などに寄与し、社会課題の解決に貢献してきました。都市における木材活用を促すことで森林と都市部をつなぐ機会を創出し、森林の健全な循環や林業の活性化につなげ、持続可能な社会の実現と共にご利用いただく方々の空間快適性の向上に取り組んでいます。
「三菱地所グループ 木材調達ガイドライン」では、森林の非破壊・非減少・自然生態系の保護のため、自らのバリューチェーンで実施する木材調達について、低リスク木材の調達やトレーサビリティ確保に関する方針を定めています。

みやこ下地島空港ターミナル

みやこ下地島空港ターミナル

ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園

ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園

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西日本最大の物流拠点を新設
国内最大規模の地中熱空調や壁面太陽光発電を導入

三菱地所はAmazonとの協働により、愛知県名古屋市に西日本最大級のAmazon物流拠点(フルフィルメントセンター:FC)を新設しました。本拠点は、三菱地所の「ロジクロス名古屋みなと」をAmazon専用に設計しており、地中熱空調や太陽光発電設備を導入し、施設の運営に係る温室効果ガスや建築資材由来のCO₂排出削減を実現します。特に、建屋壁面への太陽光パネル設置はAmazonでは世界初の試みで、地中熱利用とともに国内最大級の規模となります。加えて、資材の調達から廃棄・リサイクルに至るライフサイクル全体で約30%の温室効果ガス削減を見込むコンクリート素材を一部採用、また、雨水の積極利用により、同規模の物流拠点と比べて上水道の使用量を約40%削減するなど、さまざまな観点で地球環境に配慮しています。
本物流拠点は、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)において最高評価基準の6つ星を取得しているほか、日本の建物として初めて、「International Living Future Institute」のゼロカーボン認証*の取得を見込んでいます。

  • Living Futureゼロカーボン認証:世界初の第三者機関によるゼロカーボン認証基準。認証の取得には、当該の建築物がエネルギー消費量およびエンボディドカーボンの削減目標を達成することが求められます。また、新規に追加されたオンサイトおよびオフサイト型プロジェクトによる、100%再生可能エネルギーでの運営が求められます。
建物の屋根および壁面に設置された太陽光発電設備のイメージ

建物の屋根および壁面に設置された太陽光発電設備のイメージ

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三菱地所グループと社会の持続可能性
4つの重要テーマ

株式会社ディ・エフ・エフ, 三菱地所株式会社