丸の内周辺に棲む生きものたち6
14/43

ジャコウアゲハ:幼虫期にウマノスズクサという毒草を食べるので、体内に毒を含みます。ナミアゲハの幼虫:大手町川端緑道沿いに生えていたカラスザンショウの葉を、複数の幼虫が食べていました。アカボシゴマダラ:特定外来生物に指定されるチョウの仲間です。街中で多く見られるエノキに産卵します。アケビコノハの幼虫:幼虫はアケビやヒイラギナンテンなどの葉を食べます。成虫は枯れ葉そっくりに擬態します。ナミカバフドロバチ:竹筒などに巣を作ります。ガ類の幼虫などを狩り、幼虫に与えます。コガタスズメバチ:都市部でも比較的よく見られるスズメバチの仲間です。働きバチは昆虫を捕え、巣に運びます。カンムリカイツブリ:潜水して小魚を捕えます。日比谷濠で一羽のみ確認されました。ダイサギ:お濠沿いなどの水辺で、食べ物である魚類を待ち伏せする姿が見られます。東京都(区部)RL:絶滅危惧Ⅱ類(VU)ヒヨドリ:全エリアでよく見られる野鳥です。撮影時は大手濠沿いのエンジュの実を食べていました。シロハラ:東京都23区内では主に秋から冬にかけて見られる渡り鳥です。ホトリア広場の茂みの中に潜んでいました。イソヒヨドリ:海岸沿いでよく見られる野鳥ですが、近年は都市部でも見られるようになってきました。スズメ:雨上がりの水たまりで、群れで水浴びをする姿が見られました。浅い水辺は野鳥にとって貴重な水浴び場です。大丸有エリアで観察された生きものたち213

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る