丸の内周辺に棲む生きものたち 5
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ナツアカネ:本来は湿地や水田を好みますが、オフィス街で記録されました。皇居などから飛来したと考えられます。チョウセンカマキリ:丸の内の仲通りで確認されました。飛翔能力の高いオス個体なので、皇居から来たと考えられます。カネタタキ:樹上性のコオロギの仲間なので、街路樹や植え込みが多い都市部で見ることができます。アブラゼミ:仲通り沿いなど、街路樹が多く植えられている場所では普通に見ることができます。ブドウトリバ:ブドウの仲間の植物に産卵します。撮影時は仲通りのショウウィンドウにとまっていました。ホソヒラタアブ:花粉や蜜を食べる、人に無害なアブの仲間です。三菱一号館のバラに飛来していました。ナミテントウ:植物の汁を吸ってしまうアブラムシを捕食するため、人にとって有益な昆虫です。セイヨウミツバチ:丸の内でも養蜂が行われているため、街中の花壇などでも姿を見かけることができます。シジュウカラ:一年を通して見られる野鳥です。仲通り沿いの街路樹を群れで移動する姿が見られました。スズメ:三菱一号館美術館の中庭の、噴水の浅瀬で、複数羽で水浴びする姿が見られました。ハクセキレイ:水辺を好む野鳥ですが、仲通りでも見られます。人工物に営巣するなど、都市環境に適応した野鳥です。ビル街周辺で観察された生きものたち17アオスジアゲハ:丸の内周辺には、アオスジア食樹のクスノキが多く植えられているため、街中でも見られます。

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