丸の内周辺に棲む生きものたち 5
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ヒヨドリ:日比谷公園の第一花壇にあるペリカン噴水には、ヒヨドリをはじめ様々な野鳥が水を飲みにやってきます。ムクドリ:公園内のいたるところに生えるトウネズミモチの実を食べる姿が見られました。ツグミ:公園内では秋から春先まで見られる渡り鳥です。木の実や昆虫など、様々なものを食べます。ジョウビタキ:ツグミと同じく、冬前後に見られる渡り鳥で、縄張りを持つため、同じ場所で見られることが多いです。キセキレイ:都内でも普通に見られる鳥ですが、この調査では初めて記録されました。公園内の雲形池で確認されました。ハクセキレイ:公園内の水辺でよく見られる野鳥です。尾羽を上下に振りながら、獲物の昆虫類を探す姿が見られます。キケマン:東京都レッドリストでは、23区内では「絶滅」とされているので、移植された個体だと考えられます。ショカツサイ:アブラナ科の植物で中国原産ですが、ツマキチョウが産卵を行うこともあります。オオイヌノフグリ:春先になると花を咲かせます。花にはハチやハエの仲間が飛来します。ヒガンバナ:秋に見頃を迎えるヒガンバナ科の植物で、花にはアゲハチョウの仲間がよく訪れます。イロハモミジ:果実には「翼(よく)」がついているため、風で種子を遠くに飛ばすことができます。フサフジウツギ(別名ブットレア):花にはタテハチョウやセセリチョウの仲間など、多くのチョウの仲間が集まります。日比谷公園で観察された生きものたち25

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