丸の内周辺に棲む生きものたち 5
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アジアイトトンボ:ヨシなどが多く生える水辺を好みます。この写真は交尾をしている最中を撮ったものです。ハラビロカマキリの幼虫:木の上に生息することが多いため、草地の少ない都市部でも見ることができます。ツヅレサセコオロギ:公園内の草地や石垣の周辺などで見られます。メスは産卵管を土にさし、地中に卵を産みます。チャバネセセリ:日比谷公園の有楽門の入り口付近に生える、タイワンレンギョウの花によく訪れます。アカボシゴマダラ:中国から人為的に持ち込まれた外来種で、ここ10年で都内でも普通に見られるようになりました。ハイイロゲンゴロウ:噴水などの水辺で見られます。水面に落ちたアオバハゴロモを捕らえて食べていました。テラニシシリアゲアリ:木の上にすみ、枝の中などに巣を作るアリの仲間です。都市部でもよく見られます。オオスズメバチ:アベマキの樹液に複数の個体が集まっていました。非常に攻撃性の強いハチなので注意が必要です。セイヨウミツバチ:花の蜜や花粉を集めて巣に運びます。この個体は養蜂で飼われている個体だと考えられます。カルガモ:公園内の心字池で見られることがあります。他のカモとは異なり、渡りをせず、日本で繁殖を行います。トビ:海岸沿いでよく見られる猛禽類で、撮影時は公園上空を旋回していましたが、すぐに移動してしまいました。コゲラ:日本最小のキツツキの仲間です。枯れ木に穴をあけ、巣を作ります。公園内では一年を通じて観察できます。日比谷公園で観察された生きものたち14

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