丸の内周辺に棲む生きものたち 5
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コノシメトンボ:比較的開けた水辺で見られるトンボの仲間です。街中ではあまり見られません。ハラビロトンボ:東京都23区内では絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。皇居から飛来したと考えられます。イトカメムシ:名前の通り、細長い体を持つカメムシの仲間です。ツツジの葉の上でよく見られます。イチモンジセセリ:街中でもよく見られるチョウの仲間です。アベリアなどの花によく飛来します。ツゲノメイガ:その名の通り、植え込みなどでよく利用される、ツゲなどのツゲ科の植物に産卵します。ニトベミノガ:いわゆる「ミノムシ」の一種で、バラ科やブナ科の植物の葉を食べます。ハラグロオオテントウ:体長11~12mmの、大型のテントウムシです。クワの木につくクワキジラミなどを捕食します。キジバト:大手町の森の林床で、落ちている木の実などをついばむ姿が見られました。ヒヨドリ:複数羽でけたたましく鳴きながら、樹冠部分を移動する姿が見られました。木の実や昆虫を好んで食べます。メジロ:秋から冬にかけ、よく見られました。木の実や木の枝につく昆虫類を食べる姿が見られました。キンミズヒキ:果実には鉤状のとげがあり、これが動物の毛にくっつくことで、中の種子が散布されます。大手町の森周辺で観察された生きものたち116アオスジアゲハの幼虫:クスノキ科の植物の葉を食べます。この個体はシロダモの葉の上で見られました。

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