丸の内周辺に棲む生きものたち 5
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ゼニゴケ:湿った場所を好む植物で、ホトリア広場の石垣の下に、ひっそりと生えていました。セキショウ:日本庭園などでもよく見られる植物で、湿地を好みます。ホトリア広場のせせらぎに植栽されていました。ノカンゾウ:田んぼのあぜなどにも生える植物で、花にはアゲハチョウなどが飛来します。ノアザミ:山野に生える植物で、花にはチョウやハチなど、様々な昆虫が飛来します。アサザ:環境省の準絶滅危惧種に指定されていますが、ホトリア広場のせせらぎに植栽されていて、花には昆虫が来ます。ヤツデ:ツワブキと同じく、冬に花を咲かせるため、ハエなどの成虫越冬する昆虫が集まります。ヒサカキ:花は独特の臭気を放ちますが、この臭いで昆虫類などをおびきよせていると考えられます。エゴノキ:果皮にはエゴサポニンという毒を含みますが、野鳥のヤマガラは種子を割って、中身を食べます。ナンテン:お庭や公園などでも良く植えられます。実はヒヨドリなどの野鳥が食べます。ヒイラギナンテン:公園やマンションの敷地などでもよく植えられます。花にはミツバチなどが飛来します。クロガネモチ:公園樹や街路樹としても植えられる身近な木です。実はツグミなどの野鳥が食べます。ホトリア広場周辺で観察された生きものたち214ツワブキ:ホトリア広場の園路に数多く植栽されています。冬に花を咲かせるため、成虫で冬を越す昆虫が集まります。

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