丸の内周辺に棲む生きものたち 5
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ムスジイトトンボ:水草が多く生える、開けた水辺を好みます。内堀通りの林内で見られました。ウチワヤンマ:オスは縄張りをもち、水辺の杭などにとまり、メスの飛来を待ちます。コシアキトンボ:腹部の一部が白いことからこの名がつきました。お濠のように、樹林に囲まれた水辺環境を好みます。ホシササキリ:内堀通りの、メヒシバなどのイネ科植物が生える草地で見られました。ニイニイゼミ:他のセミの仲間よりも、夏の早い時期に羽化をします。内堀通りの木の幹によく止まっています。ホシホウジャク:様々な花を訪れ、ホバリングしながら蜜を吸います。お濠周辺でも見られるヘクソカズラに産卵します。アオスジアゲハの幼虫:日比谷濠沿いの植栽の中から生えていた、クスノキの実生の、葉の上で見られました。ヒメハラナガツチバチ:アオドウガネやマメコガネなどのコウチュウの幼虫に寄生します。花の蜜や花粉を好みます。ニホンスッポン:カエルや魚類など様々な物を食べます。撮影時は他のカメの仲間と日光浴をしていました。クサガメ:クサガメのにおいを嗅ぐと独特な臭気があることから、この名が付きました。日比谷公園でも見られます。カイツブリ:日比谷濠などで、水に潜ってモツゴなどの小魚をとらえて食べる姿が見られます。お濠周辺で観察された生きものたち110クルマバッタモドキ:比較的乾燥した場所でも生息できるので、都市部でも見ることができるバッタの仲間です。

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