丸の内周辺に棲む生きものたち 5
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生きものピックアップ昆虫: 45種鳥類: 33種草本:103種木本: 15種内堀通りのうち、和田倉門から馬場先門の範囲にかけて樹木の剪定が行われたため、林床部に光が入り、下草が多く生えるようになりました。今後、バッタやチョウなどの昆虫が増えることが期待されます。確認された種数お濠周辺の 生きものたち明るくなった内堀通りに昆虫が増える?お濠にすむ様々なカメの仲間春から秋にかけて、お濠の周辺の浅瀬では、多くのカメの仲間が甲羅干しする姿が見られます。カメは甲羅干しすることで甲羅や骨の成長に欠かせないビタミンDを合成しています。明るくなった林床部9クサガメ以前は在来種とされていましたが、中国などから移入された外来種と考えられています。ミシシッピアカミミガメ北米原産で、ペットとして輸入されたものが逃がされ、全国各地で繁殖しています。ニホンスッポン日本に元々分布するカメですが、飼育個体が逃がされたものも数多くいます。(左)クルマバッタモドキ(右)ツチイナゴ。これまでの調査で見られなかったバッタの仲間も記録されています。

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